のぞみのブログ

いままで通り、書いていきます。

ベルトコンベアーの先にはゴミ箱はありません

今回は特に伝えたい内容なので、先に言いたいことを書きます。ベルトコンベアーの先にはゴミ箱はありません。あるのは洗浄です。

 

僕は大学の学食でアルバイトをしているんですが、先日食器の洗浄の仕事をしていた時にけっこうひどいことがありました。

うちの学食だと、食べ終わった後の食器は返却口へ持っていって、そこにあるベルトコンベアーにお盆ごと乗せてもらうようお願いしています。箸やスプーン、レンゲは設置してある専用容器に入れてもらうようにしています。その他のゴミは近くにゴミ箱が置いてあるのでそこに捨てます。

 

しかし、ベルトコンベアーから流れてくるお盆に箸などの食器類やゴミが紛れていることが多々あります。紙ナプキンが置いたままだったり、小鉢を包んでいたラップが丸めたまま残っていたりしています。ベルトコンベアーの先では運ばれてきた食器を大型洗浄機にかける作業が行われていますが、一度通すだけでは落ちない汚れもあるので一旦軽く水洗いしてから洗浄機にかけています。意外に手間がかかっているんです。コンベアーが流れるままに食器が洗われるわけじゃありません。そのため流れてくるお盆にゴミが残っていると、ゴミをいちいち捨てる手間が増えてしまうのです。大学の学食なので洗わなければならない食器の量は半端じゃないです。その負担を少しでも減らしたいので、ゴミはゴミ箱の方へ捨てるようにお願いしています。

 

だけど先日、上に書いたことの真逆を目の前で見ました。ベルトコンベアーから流れてきたお盆の上には、いくつかの食器に加えて、カップ麺の容器と調味料の袋がありました。容器の中にはスープが入ったまま。閉店間近の時間帯だったためお盆がどんどん流れてくる中だったので、処理に一苦労しました。

 

単に洗浄場には機械だけがあって全自動で洗浄している訳じゃありません。人の手が必ずあります。食器を洗うのはさっき書きましたが、その食器をまたカウンターに戻すのも人の手でやっています。ベルトコンベアーの先にはなんでも処理する万能機械ではなくて、人間の手があるだけです。ゴミ箱は確かに置いてありますが、それは生ごみ処理がメインのものです。学食で働く一員として言いますが、食堂で食器を返すときは自分の家の台所に食器を置く気持ちで置いてほしいです。

 

余談ですが、ベルトコンベアーには他にもいろんなものが流れてきます。食べ残しはもちろんですが、元の7、8割を残したままで流れてくることもあります。そんなに残すならどうして頼んだのか……。自分の家の流し台と同じです。過度に残すのは避けて下さい。

 また時々、食堂で使えるプリペイドカードや財布が流れてくることもあります。すぐに気づいて「すいません、カードいっしょに流しちゃったんですけど……」と言いに来てくれる人もいますが、その日の内に回収しに来ない人もいます。一番困るのはまず流してしまった本人だと思うので、食器の返却の前にお盆の上に忘れ物がないか確認してほしいです。